Windows では、Xamarin Studio、Visual Studio を使用して Android アプリを作成することができます。インストール後、サンプルプロジェクトを作成してビルドするまでのお作法的な作業を纏めます。
弊社サイトで 日本語の Xamarin.Android 入門ガイド を公開していますので、大まかな流れやコードの内容などはそちらをご参照ください。
2014/7/18 Xamarin for Visual Studio 3.1.224.0 に合わせ 修正
Xamarin Studio
Xamarin Studio は素直なのでほぼ問題ありません。プロジェクトの設定で、
- Target Framework を 4.3 固定または Use latest ~ に
- Minimum Android version を 2.2 に*1
- Target Android version を 4.3 固定または Automatic ~ に
これで、2.2 ~ 4.4 でそれぞれのバージョンの UI で実行されます。
Visual Studio
大分素直になりました。ほぼ問題ありません。
iOS プロジェクトを作成した後で
Visual Studio で iOS プロジェクトを作成すると 4inch Simulator/実機で 3.5inch 表示になってしまう (解決済み小ネタ) - Xamarin 日本語情報
のように Splash Screen を設定してあげるのを忘れないようにしてあげましょう。
ちょっとイジワルなので、プロジェクトを作成した後いくつか修正する必要があります。
Resources 以下の Drawable, Layout, Valus が大文字で作成されます。
このように Values\Strings.xml にある @string/Hello が参照できませんので、全部小文字に修正しましょう。ついでに Icon.png も icon.png の方が良さそうです。
直りました。
次にプロジェクトのプロパティを開き、設定を変更します。Manifest を手動で変更する必要はありません。
Application タブで Xamarin Studio と同様に、
すると良さそうです。
また、Android Manifest タブが全部空白なので埋めてしまいましょう。
これでビルドすれば、Android OS バージョンごとに最適な UI で表示できます。左から 2.3.3, 4.1.2, 4.4.2 です。
後は以下のガイドなどを見ながらモリモリ開発しちゃいましょう。
アイコン、スタイル、スクリーンの設定などは ADT での設定方法と全く同じです。各種 Android 用のドキュメントなどが参考になりますし、Xamarin でも以下のドキュメントを公開しています。
Android アプリは Windows だけで作成でき、Designer で UI も簡単に作成できますので、是非お試しください。