Xamarin 日本語情報

Xamarin(ザマリン) の代理店だったエクセルソフト田淵のブログです。主に Xamarin に関するエントリーをアップしていきます。(なるべく正しい有益な情報を掲載していきたいと考えていますが、このブログのエントリーは所属組織の公式見解ではありませんのでご注意ください)

Xcode 6.x で実機デバッグするまでの簡単な流れ

こんにちは。エクセルソフトの田淵です。

余談、経緯

(お急ぎの方は読み飛ばしで)

私事ですが、個人で Apple Developer Program に 11,800円(2015/9/10 現在) 払って加入しました。ですので、今まで会社で取得した Apple Developer Account を使用していて、かつ、プロビジョニングプロファイルの設定とかをお願いしてしまっていたので、この機会に自分でやってみることにしました。

重要: 色々操作して分かったのですが、Apple Developer Center は Safari でログインしないといけません。Chrome ではなぜかエラーになることが多い ので、Apple Developer Program に加入している皆さんは必ず Apple にクレームを入れましょう笑

さて、やり方を調べてみたところ、色々なサイトにやり方は載っているのですが、iOSアプリのプロビジョニング周りを図にしてみる - Qiita にもあるように、バージョンによってやり方が違う、サイトが変わってしまいやり方が違う。の通り、少しずつやり方が違います。

ただし、気になったのは、[iOS 7] アプリ開発入門 1からはじめるiOS7 – プロビジョニングプロファイルの作り方 | Developers.IO のように Web サイトでの操作方法を説明しているサイトが圧倒的に多いことです。

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Apple のサイトにも Xcode is easiest way と書いてあるのに。

Xcode 6.x を使用した一番簡単な実機テストまでの流れ

ということで、前置きが長くなりましたが Xcode 6.x だけを使用して凄く簡単に実機デバッグまで出来ましたので、一番簡単な方法を残しておきます。

注意:

2015/09/17 に Xcode 6.4 を使用して試しました。Xcode のバージョンが 6.x なら恐らく同じ方法で行けます。7.x でも大丈夫だと思います。ただし、チーム開発でプロビジョニングプロファイルを共有する?とかの場合はまたやり方が違うと思いますので、その点だけご注意ください。

また、まっさらの iOS ではありません。新規の iOS の場合は更に簡単なようです。

手順は

  1. Xcode の Account に Apple Developer Account を追加
  2. Certificate を自動生成
  3. Xcode で何かアプリを作成
  4. プロビジョニングの不備を FIX

これだけです。

1. Apple Developer Account を追加

Xcode を開いたら、メニューの Xcode > Preference > Accounts タブを開きましょう。左下の ボタンから Add Apple ID を選択し、Developer 登録した Apple ID を追加します。

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追加すると以下のような画面になりますので、右中央あたりにある名前を選択し、右下の View Details をクリックします。

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2. Certificate を自動生成

最初にこの画面を開くと Certificate は当然まだ作成していないので、Certification Not Found だから作りましょう。と言ってくれます。

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開発用の実機デバッグには、The iOS Development Certificate for XXXXXX にだけチェックを付けて、Request をクリックすると、全自動で Certification まで行ってくれます。

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3. 何かアプリを作成

備考:
Apple のサイトを見る限り、上記の 2 までの工程を行い、Xcode のメニューから Windows > Devices で接続されている iPhone/iPad に対して Use for development というようなボタンとかをクリックするとプロビジョニングまでやってくれる感じですね。私の iPhone は別のアカウントでプロビジョニングしていたので、Use for development は使用できませんでした。

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Xcode で新規プロジェクトを作成します。

4. プロビジョニングの不備を FIX

作成すると、TARGETS > アプリ名Indentify 欄に No Provisioning profiles found と出ていると思うので Fix Issue をクリックします。

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こんな画面が出てきてしばらくするとすべて整います。

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完了

念のため Apple Developer Center に行き、プロビジョニングプロファイルが正しく動作しているか確認して下さい。

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以上です。が、異常に簡単だったのでちょっと拍子抜けしました。Web でやると大変なので、Xcode でやることをおすすめします。

Xamarin も Xcode のこの情報を使用しますので、この時点で Xcode, Xamarin Studio の両方から実機にビルド出来ていることを確認してみてください。

デバイスを追加する場合

プロビジョニングの不備を FIX

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Xcode でプロジェクトを開いて、Fix するだけ。簡単ですね。自動的にプロビジョニングプロファイルもアップデートしてくれます。

3台になっているのが分かりますね。

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Xamarin 気になった方は

是非 ダウンロード(直接) / ダウンロード(弊社経由) して触ってみてください。 学習用リソースJXUG リンクページ に参考資料を纏めてますので併せてどうぞ。

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以上です。

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