こんにちは。エクセルソフトの田淵です。
ご質問いただくことが多かったのですが、まだエントリーを書いていなかったと思いますので、各エディションの違いについて纏めます。
Starter / Indie / Business の違い
この図は皆さんご存じ Xamarin ページの比較表 です。左から Starter / Indie / Business / Enterprise となっています。
Starter
無料のエディションです。Mac/Windows の Xamarin Studio で、ログインしない状態だと Starter になります。
- 生成するアプリサイズ (Mono ライブラリなどを除いたものだと思われます) が 128KB 以下という制限があり、例えば Xamarin.Forms も使用できません。
Indie
個人開発者または 5名までの会社で利用できるライセンスです。申し訳ございませんが、弊社 エクセルソフトでは扱っておりませんので、直接 Xamarin からクレジットカードでご購入ください。またサポートが付いていないので、フォーラム や Stackoverflow などで自己解決いただく必要があります。
- アプリサイズの制限がありません。(Xamarin.Forms を利用できます。)
- Xamarin Studio でのほぼ制限のない開発ができます。
- Visual Studio アドオンは付いていません。
- Windows 版 Xamarin Studio は Android アプリしか開発出来ません
- そのため、開発環境としてはほぼ Mac に限定されます。
- 年払い、月払いのプランを選べます。
- 月払いは完全 Subscription でライセンスを停止している月はビルドも出来ないようです。
- 年払いは(確認していないのですが、今までは) 永続ライセンスでしたので Subscription が切れるとバージョンアップは出来ませんが、ビルドは出来る状態のはずです。
Business
法人での利用に適したお勧めのライセンスです。Indie に追加して 3つのオプションが使えるようになります。
- Visual Studio での開発が出来ます。
- ビジネス向け機能が使えるようになります。
- Email サポートが付きます。(弊社からご購入頂ければ日本語のサポートを提供します)
ビジネス向け機能とは
- in-house deployment:
私も詳しくは分からないのですが、ad-hoc か、Develop and Distribute In-house iOS Apps 用のバイナリ?を作れるという機能なのではないかと思います。 - headless builds:
コマンドラインビルドの機能です。Jenkins で CI 回すぜ!などで使えます。 参照:Xamarin でビルドを自動化するには Business 版以上が必要です - Qiita - System.Data.SqlClient:
その名の通り、System.Data.SqlClient が使えます。参照:C# - Xamarin で System.Data.SqlClient を使うには BUSINESS 版以上が必要です - Qiita
Enterprise
- Business の機能に加えて、Xamarin による素早いサポートが提供されます。
- $1,000 相当の SQLCipher が付いてきます。
- Technical Account Manager が付くようです。
と素早い回答が得られるのが主な利点ですが、Business でも十分に速いので何とかなるのではないでしょうか。
Xamarin 気になった方は
是非 ダウンロード(直接) / ダウンロード(弊社経由) して触ってみてください。 学習用リソース や JXUG リンクページ に参考資料を纏めてますので併せてどうぞ。
以上です。